飛鳥の都の高級品
蘇と云ふもの、延喜式(延長5年 927年)に則りて、作りてみたでござる。
そもそも、蘇は平成の世のチーズに近きもので、これをなほ加工せしものが醍醐とも呼ばれてゐたでござる。(これが現代の醍醐味の語源なりとか)
これらは飛鳥の世より作られたりしものにて、当時はあてなる者のみお口にせられざりし高級品でござった
江戸の世に入りては、公方殿も滋養強壮に食べていらした(●'w'●)
作り方は易し。牛乳を鍋に入れて、煮るのみ。
さふ申すなれば作ってみき。
げに、採らるる量以外にも、牛乳に対して作らるる量が極端に少なきことも高級品の由の一つやもしれぬ…
以下感想をしたためてみき
☆にほひ☆
牛乳よりも臭みがござらぬ‼︎ はつかに甘き
なかなか鼻を近づけざらば、にほひは分からず
☆舌触り☆
些かザラッと致すが、粉チーズの有り様にあらず。全体的にしっとりしてまとまりたり。
☆味☆
牛乳をなかなかさっぱりさせき味で候。
甘みが些かあるでござるが、口に入れし最初のみ、ほんのはつかに乳臭さが残る(-.-;)
されど、後味良し。すっと消えていく感じ。
なれど結論を申し上げるに、某は味覚に乏しきか、飛鳥の者々や公方殿の如くあてなる者にあらずめり…^^;
(Haruka)